YUTRICK(ゆとり短歌企画)

ゆとり歌人にスポットを当てる企画を考えていきます。目指せフリーペーパー創刊。管理人:なべとびすこ&深川青

YUTRICK TOKYO2日目レポート(「YUTRIP」)

3月19〜20日に2日にわたって開催されたYUTRICK TOKYO!

二日目のレポートをお送りします。

 

まずは、

ゆとり×吟行=YUTRIP!

書店街として有名な神保町にて、それぞれが街を歩きながら短歌を作り、後から会議室で合評を行いました。この日は8人が参加してくださいました。

初めて神保町に行ってみたんですが、本当に書店が多くて楽しかったです。

 

以下、吟行でできた短歌です。

 

甘えたくなる匂いには抗えず背中に這わす正直な指/深川青

 

視線合う ムスクの香りの自己憐憫振りまいて君は電車を降りる/花撫

 

細道を横切るときに見えたのは小さな小川ビルの看板/荻森美帆

 

届かずにとってもらった思い出の画集の緑だけが鮮やか/一条遊歩

 

ぼんやりと熱いからだで歩く道つぶやく言葉の端だけとらえ/村上すみれ

 

床なんて薄くていいよオレたちは本と一緒に埋葬される/なべとびすこ

 

文字のない絵本にきみがやっつけで書きたすきみがいないおはなし/シュンイチ

 

各路地は棚板でありめいめいのビルで春が展開される/尾鷲明希

 

 

以上です。

 

 

ちなみに、今回のYUTRICK TOKYOでは尾鷲明希さんに全面協力をいただきました。

とくに、このYUTRIPには全面協力いただき、オススメ書店をまとめたしおりの制作までしてくださいました…尾鷲さん、本当にありがとうございました!

 

カラオケ×歌会=いろんな意味で歌会 のレポートに続きます。